第14回国際PPPフォーラム
「シティ・マネジメントー合意形成(Public engagement)」
日時:2019年10月28日(月)13:30~16:30
場所:大手町サンケイプラザ
主催:東洋大学
後援:内閣府・総務省・国土交通省
プログラム
1. 主催者あいさつ 安齋 隆さん(東洋大学理事長)
最近の台風被害から、公共施設のあり方についてなど
2. 基調講演1「NIMBYへの対抗手段:市民参加」
ロン・カーリーさん(オールドドミニオン大学)
アーリントン郡カウンティマネジャー、ICMA(国際シティマネジャー協会)専務理事、
シャーロット市シティマネジャーなどを経て、オールドドミニオン大学センター
フォーリージョナルエクセレンスセンター長。行政経営学博士。
3. 基調講演2「アーリントン郡での市民協働の道のり」
ロジャー・ムンターさん(バージニア州アーリントン郡市民協働部長)
米国、チェコの大学で英語、文学などを教えた後、世界銀行経済開発研究所にて、
旧ソビエト圏、東南アジア、アフリカ、中米等に対する開発セミナー等を担当し、
現在はアーリントン郡の「市民協働アクションプラン」の実行に責任を負う。
3. パネルディスカッション
パネリストプレゼン① 森 雅志さん(富山市長)
「総論賛成各論反対の解決に向けて〜PI手法を活用した地域別実行計画の策定〜」
パネリストプレゼン② 新井 康之さん(埼玉県宮代町長)
「無作為抽出市民にアプローチする市民参加手法」
パネリストプレゼン③ 根本 祐二さん(東洋大学)
「なぜ、『合意形成』をテーマにするのか」
パネルディスカッション
パネリスト:森さん・ 新井さん・根本さん・ロン・カーリーさん・ロジャー・ムンターさん
モデレーター:サム田渕さん(東洋大学教授)
ピックアップ
・根本原因をすっ飛ばしてすぐに解決策に飛びつくべきではない
・行政が最適解を持っているとは限らない。市民が持っているかもしれない。
・民主的であることが最適とは限らない
・100%の合意などはない。説得(行動)する必要がある。
・ゴミ処理施設建設を反対されて10年。首長が代ったがどうしたらいいか?
→信頼される情報提供が必要。
→「建設しなければ他の市町村に10倍のお金を払って処理してもらうしかないがどうする?」
こういった究極の選択ができない首長なら、どのみちそのまちは滅びる。
・アメリカではシティオペレーションセンターが市民にアラートを配信している。
Interactiveである。日本は個人情報保護法があるので情報共有が難しいが、
富山市ではこのたび、1つのプラットフォームでデータを扱うシステムが作られた。
このフォーラムの内容は公民連携白書2019~2020: コミュニティの合意形成に掲載されました。