平成26年度 第2回公共施設マネジメント・ワークショップ

ワークショップ

平成26年度第2回公共施設マネジメント・ワークショップが10月23日(木)18:30〜20:30、与野本町コミュニティセンターで開催されました。第1回のさいたま市の資料はこちらです。

開催に先駆けて、今回から新しい複合化の対象となった与野文化財資料室を見学しました。地元住民の方々といっしょにまわることにより、展示物が何倍も意味のある生きた教材となりました。この施設が小学校と複合化することにより、なにかわくわくが生まれそうな予感です。

与野本町コミセンに戻ると前回の大きな模型が2つに増えていました。ワークショップは「チームばら」と「チームさくら」に分かれて、それぞれ複合化の対象となる施設を決めてその機能配置案を検討しました。まずは平面図で考えてから模型に反映させます。

まず平成25年のワークショップで複合化の対象となった「老人福祉センターいこい荘」をどうするか、みんなで検討しました。(ここからはチームさくらでの経緯を報告します。)

第1回のワークショップで新たに日影の問題が示されました。今回の検討対象となる北校舎を建て替えるときに日影規制が生じることがわかったのです。解決するためには北校舎の建設位置を大幅に(6.9m)南にずらすか、今のままなら2階建てまでとすることが必要です。現実的に2階建て+屋上の利用という方向で考えると延床面積が縮小されて、いこい荘が入るスペースがかなり減ってしまいます。

「いこい荘をまるまる持ってくるのではなく、フィットする機能をどこかに入れ込むことで子どもと高齢者のふれあいを実現すれば良いのではないか」という意見が出て、いこい荘は複合化の対象から外して考えることになりました。

平成25年からのワークショップ参加者にとってはかなり「わくわくしない」状況です。目玉となる多世代交流が制限され、給食室が地階へ固定され、小学校の教室を確保するために他の施設の配置はほぼ決まっている状態です。どこにわくわくを入れることができるでしょうか。あきらめムードが漂います。

それでも地元の方々の熱意とファシリテーターの倉斗先生の助言で、平面図・模型にそれぞれの施設を入れ込んでいきました。平面図だけで考えるより、模型は高さを意識してよりリアルに考えることができました。

その後、チームばらとチームさくらがそれぞれの検討案を発表しましたが、ほとんど同じ配置案となりました。

次回のワークショップは「意見交換会」です。11月30日(日)10:30〜11:45、与野本町コミセン・多目的ルームで行います。両チームの検討案を模型を使って市民の方へ報告し、ご意見をうかがいます。多くの市民の方々に来ていただきたいと願っています。

 

 

 

 

コメント

  1. 若林祥文 より:

    まとめていただきありがとうございます。事務方として関わっていますが、今回は果たして時間内にアイデアがまとまるのだろうかと不安でした。チームばらの別案は、子育てセンターを地階にして、駅からの利用者に少しでも便利にしたいことと、1階に放課後児童センターを移し、庭を使えればという内容です。今後は、ソフト面を検討し、わくわくを演出していきたいと思います。

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